第16回「超音波ハンズオンセミナー初級編」福岡開催
Wカップブラジル大会が始まり開催当日は日本代表初戦、コートジボアール戦と日程が重なり、試合のキックオフと共にスタートした今大会。総勢72名の参加者にお集まりいただき、梅雨入りしジメジメした空気を一蹴するような熱気ある開催となりました。
- 日時
- 2014年6月15日(日)9時50分から16時00分まで
- 場所
- 福岡国際会議場5階 中会議室502(福岡県福岡市博多区石城町2-1)
- 富田孝次 賛助会員(茨城県)
- 司会:馬場 豊 学会評議員(佐賀県)
- 『中村式膝半月板亜脱臼整復法をエコーで科学する ~運動器系病医学からの新整復法をまじえて~』
- 寺原 雅典(宮崎県)
【開会・連絡事項】
【会員発表の部】
昨年まで当学会理事を務めていらっしゃいました寺原先生よりご発表いただきました。
半月板にスポットをあて痛みとなる原因の発生からエコー観察法・治療法まで沢山の症例を交えながらの発表となりました。発表後、先生が行っている治療法の実演をしていただいたりと興味深いお話となりました。
【基調講演の部】
- 司会:山田 直樹 学会会長(愛知県)
- 『股関節インピンジメント(FAT)~診断・治療のupdateとエコーの活用法~』
産業医科大学若松病院整形外科
産業医科大学若松病院整形外科、助教
助教 迫田 真輔 先生
日本整形外科学会専門医、日本体育協会公認スポーツドクター
専門分野:スポーツ整形外科、関節外科
股関節インピンジメント(FAI、Femoroacetabular Impingement)。骨形態異常をもつ股関節に於いて、主に屈曲時に寛骨臼縁と大腿骨頭/頚部移行部が衝突するという現象に着目した新しい病態概念である。
今回の講演ではFAIの診断、治療法について、最新機能を搭載したCT画像や解剖写真を用いてご説明頂きました。また近年、飛躍的に進歩したエコーでのFAIへの現在の活用法と将来の展望についてご講演頂きました。
【教育セミナーの部】
- 講師:勝田 淨邦 学会理事(佐賀県)
- 初級編 観察部位 -「肩関節」-
- インストラクター:小幡 龍生(熊本県)、川崎 和幸(長崎県)、中島 晋(長崎県)
教育セミナーに先立ち、勝田先生よりご講義頂きました。柔道整復師が超音波を使用する上での注意事項や解剖学的名称のご説明、肩関節疾患の徒手検査法等、内容の濃い講義をしていただきました。参加者には講義後、各ブースに分かれて実機を使用しインストラクターからの直接指導を受けて頂きました。
【Q&Aコーナーの部】
- 座長:大原 康宏 学会理事(福岡県)
パネリスト:山田 直樹(愛知県)、勝田 淨邦(佐賀県)
事前アンケートからの質問や、参加者からの質問に、山田先生・勝田先生にお答えいただく事となりました。会場内からの質問が多く、またパネリストから参加者へ質問を投げかける場面もあり活発な討議が出来たのかと思われます。
Q&Aコーナーの様子
【閉会の辞】
富田 孝次 賛助会員(茨城県)