第10回 フォローアップセミナー 東京開催
本年も、東京・大阪の2か所で各々6時間の長丁場となる開催ですが、すでに7月19日に開催された大阪開催では盛況に開催を終える事が出来ました。東京開催でも総勢32名にお集まりいただき大いに盛り上がり、より実践的に翌日から参加者の活動の糧になる充実した内容となりました。
- 日時
- 2014年9月6日(土)15時00分~21時00分まで
- 場所
- タイム24ビル2階 研修室205(東京都江東区青梅2-4-32)
- 大会長
- 新井 達也 先生
- 講師
- 山田 直樹 先生、坂本 哲也 先生、小林 久文 先生、曽山 良之輔 先生、矢島 勇 先生
- 特別講師
- ソニックジャパン(株) 松崎 正史先生
【特別講習】
- 講師:ソニックジャパン株式会社 松崎 正史 先生
本日は特別講演にてソニックジャパン株式会社の松崎 正史氏にご講演をいただき、音響工学についてお話を頂きました。近年、超音波機器の飛躍的進展に伴いBモードだけではなくドプラモードの感度も非常によくなってまいりました。当学会でもカラードプラを用いた症例報告も当たり前のように報告がなされております。本日、受講された先生方には改めて学んで頂いた事や、ドプラの設定・プローブ走査によって変わってくるドプラ反応など、沢山の症例を交えてご教授いただきました。
また、今回の受講者だけが知ることが出来た最新技術のご紹介など興味深いお話がございました。
【講師実習】
- 講師:山田 直樹先生、坂本 哲也先生、小林 久文先生、 曽山 良之輔先生、矢島 勇先生、新井 達也先生
- 講師デモンストレーション
- 実技チェック
- 「実践‐上肢編‐復習、実習、再現」
講師デモンストレーションの様子
今年度からスタートする「臨床運動器系超音波技師試験」について山田会長からご説明があり、試験内容に沿って実技チェックがなされました。
実技チェックに先立ち、講師の先生方のデモンストレーションが行われ、描出部位は「全身」(*上肢・下肢)と、かなり約2時間のハードな内容となりましたが、多くの参加者がメモを取りながらのとなり充実した実習となったかと思われます。
【画像診断比較~MRI、X線、超音波】
- 講師:小林 久文先生
このコーナーでは大阪に引き続き長野整形外科クリニック 理学療法士の小林久文先生にご講演頂きました。沢山の症例を拝見させていただきながら、他の診断装置と比較した超音波のメリットとデメリットなど詳しくご紹介いただきました。日常の診療の中でレントゲン画像やMRI画像を見る事が少ない柔整師にとっては貴重なお話を拝聴する事が出来ました。
【症例検討~ディスカッションと検証】
こちらのコーナーはQ&Aの形で行われました。
本日行われた講習内容の中からや、日頃、悩んでいる症例など、会場の参加者から認定講師に向けて質問が投げかけられました。
1つの疑問に対し会場全体でディスカッションする事ができ有意義な時間になったかと思います。
長時間にわたり、特別講習・実習・ディスカッションと内容の濃いセミナーとなりました。
年々、参加者の顔触れも変わってきており若い先生方の参加も見られました。今後も、参加者の更なるレベルアップと有意義な時間を過ごして頂けるよう努めてまいりたいと思います。