一般社団法人日本超音波骨軟組織学会  Tha Japanese Society of Bone and Muscul Ultrasound

第21回「超音波ハンズオンセミナー初級編」東京開催

2014年12月14日、東京都江東区のタイム24ビルにて第21回超音波ハンズオンセミナー初級編が開催されました。師走の慌ただしい時期での開催でしたが、今回も多くの会員が参加され盛況な開催となりました。

日時
2014年12月14日(日)9時50分から16時00分まで
場所
タイム24ビル 10階 西棟(東京都江東区青梅2-4-32)

【会員発表の部】

司会:新井 達也先生 学会理事、大会長(埼玉県)
『超音波画像比較~足関節外傷を中心に~』
長野整形外科クリニック スポーツ関節鏡センター
理学療法士 小林久文先生(長野県)

足関節外傷で多く見られる外側靭帯の損傷を子供と大人では損傷する部位が違うことをレントゲン画像や超音波画像で年齢別で比較してご説明していただきました。また超音波を用いた動態評価は足関節の不安定性を評価するのに有用であること、その際に走査技術や診断基準の標準化が再現性の向上に必要ということをお話ししていただきました。

【シンポジウムの部】

座長:曽山 良之輔(新潟県)  学会理事
パネリスト:坂本 哲也先生(埼玉県)、小林 久文先生(長野県)
①「膝関節半月板嚢腫の描出」
矢島 勇先生(埼玉県)
②「手の末節骨骨折のエコー観察」
石田 岳彦先生(千葉県)
③「頸椎症を伴った上腕骨骨折の一症例」
對馬 雅彦先生(茨城県)
④「基節骨骨折の描出」
新井 達也先生(埼玉県)

シンポジウムの部では当会員による超音波画像を用いた症例報告をしていただきパネリストの先生方と意見交換などをしていただきました。

左から:座長 曽山良之輔 理事、パネリスト 坂本哲也 先生(JSBM認定講師)、小林久文 先生(JSBM認定講師)

【教育セミナーの部】

講師:坂本 哲也先生(埼玉県)
初級編 観察部位 -「膝関節」-
インストラクター:對馬 雅彦先生(茨城県)、曽山 良之輔先生(新潟県)、矢島 勇先生(埼玉県)、
小林 久文先生(長野県) 他、基礎運動器系超音波技師 有資格所得者

超音波機を用いての実演の様子

教育セミナーの部では今回、膝関節をテーマに実機を使ってのプローブ走査、描出方法を学んでいただきました。資料として症例画像をスクリーンに映すと共に、実際に超音波の画像をスクリーンに描出して画像と比べる等とされ、参加者にとっても非常にわかりやすい講義をして頂きました。

【Q&Aコーナーの部】

座長:矢島 勇 学会理事(埼玉県)
パネリスト:對馬 雅彦(茨城県)、曽山 良之輔(新潟県)、 坂本 哲也 (埼玉県)、
新井 達也 (埼玉県) 、 小林 久文 (長野県)

プログラムの最後には「Q&Aコーナーの部」として、参加者より事前に事務局宛に送られたアンケート用紙を元に、普段の診療においての超音波画像診断装置を用いた際の疑問などを、当会の理事・講師により回答いただくと共に、当日にご参加された会員からの質問に対し、分かりやすく回答して頂きました。質問も多く出るなどとし、有意義な時間とする事ができたと思います。
写真左から:坂本哲也先生、新井達也理事、矢島勇理事、小林久文先生、對馬雅彦理事、曽山良之輔理事

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