一般社団法人日本超音波骨軟組織学会  Tha Japanese Society of Bone and Muscul Ultrasound

第27回 西日本支部学術集会

2015年の初めを飾り、また2014年度の最後の大きな行事でもある
日本超音波骨軟組織学会 第27回 西日本支部学術集会が、
名古屋市立大学病院医学研究棟11階 講義室に於いて執り行われました。
当日は総勢75名程の方に、午前中の基調講演から午後の会員セミナーまでご参加頂きました。

日時
2015年2月15日(日)9時50分から16時00分まで
場所
名古屋市立大学病院 川澄キャンパス 医学部研究棟11階 講義室A

【開会・連絡事項】

金田 晋  学会西日本副支部長・大会委員長

【開会の辞】

山田 直樹 学会会長

【基調講演の部】

座長:渡辺 正哉  学会理事(愛知県)
『 痛みを感じるしくみと一過性受容体電位
 バニロイド1(TRPV1)チャネルの機械性痛覚過敏への関与 』
名古屋市立大学 大学院医学研究科 機能組織学分野
准教授 植田 高史先生

「痛みを感じるしくみと一過性受容体電位 バニロイド1(TRPV1)チャネルの機械性痛覚過敏への関与」と題したご講演を、名古屋市立大学 大学院医学研究科 機能組織学分野 准教授の植田先生よりお話し頂きました。
唐辛子の主成分のカプサイシンに鎮痛効果があると言うようなお話で、専門的な内容ではありましたが、参加者の方からは“カプサイシンの濃度はどれくらいが効果あるのか”など、多くの質問が挙がり、皆さん熱心に聞いておられました。

【シンポジウムの部】

司会:奥村 卓巳  学会評議員(愛知県)
太字が演者(写真)

①「フライバーグ病様、中足骨骨頭骨折」
錦戸 成孝(愛知県)
②「癒合趾骨折に対する一考察」
山本 幸治(岐阜県)
③「舟状骨骨折に対する超音波評価と他画像比較」
小林 久文(長野県)

それぞれの臨床現場で得られた症例を、エコー画像を交えて発表して頂きました。

※左から
司 会 : 奥村卓巳 先生(学会評議員 学会認定講師)
パネリスト:山田直樹 先生(学会会長  学会認定講師)
      渡辺正哉 先生(学会監事  学会認定講師)
      金田 晋 先生(学会理事  学会認定講師)

【会員セミナーの部】 講師:小林 久文  学会認定講師(長野県)

講義演題:「股関節疾患に対する超音波評価~FAI~」
長野整形外科クリニック スポーツ関節鏡センター
小林 久文(長野県)
実技実習:「教育セミナー」- ( 股関節 )-
インストラクター: 山田 直樹(愛知県)、金田 晋 (愛知県) 渡辺 正哉(愛知県)、
         奥村 卓巳(愛知県) 山本 幸治(岐阜県)、錦戸 成孝(愛知県)

お昼の休憩を挟んで午後からは会員セミナーの部が行われ、長野整形外科クリニック スポーツ関節鏡センター 小林久文先生より「股関節疾患に対する超音波評価~FAI~」ついて講義頂き、その後、デモ機と簡易ベッドのある5か所に分かれ、実際に股関節の画像描出を皆さんで行いました。 かなり専門的な難易度の高い描出部位だと思われましたが、皆さん熱心に取り組まれていました。

実技実習の様子

【閉会の辞】

金田  晋  学会西日本副支部長・大会委員長


今回、『股関節』というこれまで取り組んでこなかった観察部位ではありましたが、
我々が思っていた以上に参加された会員からの評判も高く、
中々に学べない部位でもあるとの事で、今後においても他地区に於いて
「股関節」の実技講習を実施していこうと考えております。

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