第12回定時総会 兼 第32回東日本支部学術集会
2015年5月17日、有明にある東京ビッグサイトにおいて第12回定時総会を併催とされる第32回東日本支部学術集会が開催されました。総勢で156名の参加となり、今回も盛況な開催となりました。
- 日時
- 2015年5月17日(日) 9時50分から16時10分まで
- 場所
- 東京ビックサイト会議棟6階605〜608会議室(東京都江東区有明3-11-1)
【開会・連絡事項】
開催にあたって当学会東日本支部長・大会委員長の對馬雅彦先生より、学会の流れ、注意事項、開催の辞を頂きました。
- 對馬 雅彦
学会東日本支部長・大会委員長
【会長挨拶】
開催に先立ち、山田直樹会長より挨拶をいただき、学会として柔整業界に貢献できるよう公益社団法人日本整復師会、並びに一般社団法人全国柔道整復師連合会に要望書を提出したことを述べた。
山田 直樹 学会会長
【基調講演の部】
- 座長:川上 泰雄 学会理事(東京都)
- 江戸川病院整形外科 運動器カテーテルセンター長 奥野 祐次 先生
- 基調講演の部では、「慢性疼痛における血管の役割と異常血管を標的にした治療法」という演題で、運動器における慢性疼痛において血管の役割を説明し、その部位における異常血管を標的にした治療法をご説明頂きました。ご講演後には質問が会場内から相次ぎ、座長からの追加質問をストップさせるなど、参加された方々は熱心に聴講されていました。
【会員発表の部】
座長:曽山 良之助 学会理事 ※上段写真左
パネリスト:山田 直樹(学会長) ※左写真中央
對馬 雅彦(学会東日本支部長) ※左写真右
坂本 哲也(学会認定講師) ※右写真
- 「下肢外傷におけるリスクマネージメント」 西家 洋昭(北海道)
- 下肢外傷におけるリスクをエコーで観察し、傷病に対して柔道整復業務範囲外であることを判断したことを説明した。
- 「肘関節周囲の損傷」 矢島 勇
- 少年野球の投球障害について内側側の損傷について2症例をあげて説明した。
- 「異なるプローブを用いた抽出の検証」 新井 達也
- 3つのプローブ(38mm、92mm、50R)を用いて、それぞれの特徴を述べ、その有用性を説明した。
- 「膝蓋骨骨折の1症例」 川村 大貴
- 超音波画像から得られた情報をもとに、骨折線の走行イメージや軟部組織の損傷状態を提示することができたことを説明した。
今回は4名の会員発表となりました。質疑の際には都度、多くの質問が挙がる等とし、時間をオーバーしてしまう事態も生じましたが、終始に於いて活気のある「会員発表の部」となりました。
<第12回定時総会>
お昼休みを挟み、13時より2015年度の定時総会が開かれ、すべての議題において可決とされました。
- 1号議案
- 2014年度事業報告、承認
- 2号議案
- 2014年度決算報告、監査報告、承認
- 3号議案
- 2015年度事業案報告、承認
- 4号議案
- 2015年度予算案報告、承認
- 5号議案
- その他報告(認定資格試験対策セミナー実施状況、会誌編集状況等)
田中和夫代表理事(左写真:左)、山田直樹代表理事(会長) (左写真:中央)、
竹市勝代表理事(左写真:右)、渡辺正哉監事(右写真)
【会員セミナー】
- 観察部位:「肘関節」 講師:坂本 哲也 (学会認定講師)
- インストラクター: 對馬 雅彦(茨城県)、曽山 良之輔(新潟県)、新井 達也(埼玉県)、
- 矢島 勇(埼玉県)、石田 岳彦(千葉県)、望月 真(神奈川県)、荒畑 勝一(東京都)、坂本 明広(東京都)
実技実習とする会員セミナーに先立ち、今回の観察部位とされる「肘関節」の観察方法について坂本哲也先生より説明して頂きました。 その後、各ブースに分かれ、インストラクターからの直接指導のもと、ハンズオン形式での実技実習が実施されました。 参加された方々は、非常に積極的に取り組んでいた様子がうかがえました。
【表彰式】
- 司会 竹市 勝 学会副会長・諮問委員(国士舘大学教授)
受賞者:学会功績賞 坂本 哲也、奥村 卓巳、小林 久文
受賞者3名を代表し、坂本哲也会員が授与されました。
学会功績賞 受賞者 坂本哲也(学会認定講師)
【閉会の辞】
竹市 勝 学会副会長・諮問委員(国士舘大学教授)
当学会副会長の竹市先生より閉会の辞を頂き、盛況の内に幕を閉じる事が出来ました。