一般社団法人日本超音波骨軟組織学会  Tha Japanese Society of Bone and Muscul Ultrasound

第23回 「超音波ハンズオンセミナー初級編」 北海道開催

2015年8月9日、札幌市中央区にある札幌市教育文化会館3階 研修室301において、第23回超音波ハンズオンセミナー初級編が開催されました。8月という夏休みの観光シーズンにもかかわらず、総勢37名の参加者にお集まりいただきました。

日時
2015年8月9日 9時50分から15:00まで
場所
札幌市教育文化会館 3階 研修室301(札幌市中央区北1条西13丁目)

【開会の辞・連絡事項】

富田孝次 賛助会員(茨城県)

症例セミナーの部

座長:西家 洋昭 先生 学会評議員、臨床運動器系超音波技師

座長には北海道地区の学会評議員であり、また、昨年に制定された学会認定資格「臨床運動器系超音波技師」の合格者でもある西家洋昭先生に担当して頂きました。 発表者としては、今回初めて北海道に講師として出向された愛知県の山田直樹理事、金田晋理事の他、北海道地区の理事である工藤理事の3名により、それぞれの院で得られた症例の紹介をして頂きました。

Pellegrini-Stieda病、タナ障害、ファべラが周囲の組織に及ぼす影響の一考察
金田 晋 先生
半月板亜脱臼、MCL損傷
工藤 重孝 先生
ランナーズニー、ジャンパーズニー、水腫
山田 直樹 先生

【教育セミナーの部】初級編-膝関節-

講師:山田  直樹  学会理事(愛知県)
信田 千洋(北海道)、梅田 和典(北海道)、 重原 浩貴(北海道)、 西家 洋昭(北海道)

教育セミナーでは山田先生より「膝関節」をテーマに講義をして頂きました。 今回の実技実習として抽出する部位は、内側操作・・・MCL、外側操作・・・LCL、ITT、前方走査・・・QF、PT、後方走査・・・PCLとなっており、膝の外傷の紹介・説明のほか、それぞれの抽出方法についての説明をして頂きました。その後、実際にエコーに触れてもらう為にそれぞれのブースに分かれ、インストラクターの指導のもと、実際に課題部位を抽出して頂きました。

写真左:信田 千洋 先生、写真右:梅田 和典 先生

写真左:重原 浩貴 先生、写真右:西家 洋昭 先生

【Q&Aコーナーの部】

座長:金田 晋 学会理事(愛知県)
パネリスト:山田 直樹先生、工藤 重孝先生

事前アンケートにあった質問について、座長の金田先生よりスライドや実演を交えて画像の描出や徒手検査について解説いただきました。他、参加された先生からの質問にお答えいただきました。

【閉会の辞】

富田 孝次 賛助会員(茨城県)

今回の北海道開催では、〝例年とは違う取り組みを〟との事で、例年では関東地区理事の先生に講師としてお越しいただいておりましたが、今回は初めて愛知県から山田直樹先生、金田晋先生をお招きさせて頂きました。講師によって講義内容についてのバラつきは無いようにして頂いておりますが、やはり、それぞれの先生がお持ちの症例データは違っており、今後も、今回の様な他地区講師を招く取り組みが出来ればと考えております。

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