第27回 「超音波ハンズオンセミナー初級編」 東京開催
2015年12月13日、日本超音波骨軟組織学会認定 第27回超音波ハンズオンセミナー初級編を、
有明にある東京ファッションタウンビル(TFTビル)で開催いたしました。
当日は、総勢76名の参加者にお集まりいただきました。
- 日時
- 2015年12月13日 9時50分から16時まで
- 場所
- 東京ファッションタウンビル(TFTビル)9階 908研修室
【開会の辞・連絡事項】
- 富田 孝次 賛助会員(茨城県)
【会員発表の部】
司会:對馬 雅彦 学会理事、大会長(茨城県)
- 演題:『上肢運動器疾患に関連する神経・血管解剖、および
Lateral elbow pain syndromeにおける肉眼解剖学的徒手理学検査』 - 演者:徳田 仁志
今回は会員発表という事で、石川県より徳田仁志先生による発表をして頂きました。 徳田先生は石川県で接骨院を開業されている他、金沢大学大学院 医薬保健学総合研究科に所属されており、また、札幌医科大学医学部の訪問研究員として研究に取り組まれております。
今回は「上肢運動器疾患に関連する神経・血管解剖、およびLateral elbow pain syndromeにおける肉眼解剖学的徒手理学検査」という演題の元、徳田先生の研究を発表して頂きました。
エコーの『再現性』の重要さの説明をして頂き、それには運動器を描出する際の周囲情報を多く得る事の必要性についてお話がありました。
続き、上肢の周囲情報として、神経や血管などを解剖写真や動画なども含めて紹介、解説をして頂き、エコーを描出する上での周辺情報として、詳しく解剖についてお話をして頂きました。 最後には徒手検査と解剖をリンクしてのお話をして頂くなど、参加された方々は熱心に傾聴されていました。
【シンポジウムの部】 座長:對馬 雅彦 学会理事(茨城県)
会員発表の後は再び對馬理事に座長として就いて頂き、また、会員発表をして頂いた徳田仁志先生の他、本会の元理事であり、現在は本会の認定講師として、多くのご協力をして頂いている坂本哲也先生をパネリストに迎えシンポジウムを実施いたしました。 発表演題は4題となり、それぞれの先生方に各々の現場で得られた症例をご紹介して頂きました。
- 「足関節内側の損傷」
- 矢島 勇(埼玉県)
- 「腸骨稜前方の エコー観察」
- 石田 岳彦(千葉県)
- 「踵立方関節の走査方法についての一考察」
- 曽山 良之輔(新潟県)
- 「指関節 アプローチ法の検証」
- 新井 達也(埼玉県)
パネリスト:坂本 哲也(学会認定講師、埼玉県)、徳田 仁志(臨床運動器系超音波技師、石川県)
【教育セミナーの部】
- 初級編 観察部位 -「 足関節 」-
- 講師:坂本 哲也(埼玉県)
昼休憩を挟み、午後からは実技講習とする「教育セミナーの部」を実施いたしました。 メイン講師に坂本哲也先生(認定講師)が務められました。
今回は、観察部位を「足関節」とし、観察方法などの説明をして頂いた後、デモンストレーションにより詳しく描出の仕方をご指導して頂きました。
後、それぞれブースに分かれ、インストラクターの先生方による指導のもと、実際に装置に触れての実習指導とされました。 参加された方は皆熱心に取り組まれていました。
※実技風景の様子
インストラクター:
對馬 雅彦(茨城県)、曽山 良之輔(新潟県)、
矢島 勇 (埼玉県)、 新井 達也(埼玉県)、
石田 岳彦(千葉県)、徳田 仁志(石川県)
他、基礎運動器系超音波技師 資格取得者
【Q&Aコーナーの部】
座長: 矢島 勇 学会理事(埼玉県)
パネリスト:
坂本 哲也(埼玉県)、徳田 仁志(石川県)、對馬 雅彦(茨城県)
曽山 良之輔(新潟県)、新井 達也(埼玉県)、石田 岳彦(千葉県)
※実演の様子
事務局宛にFXAを頂いた事前アンケートを元に、回答として学会講師の先生方による説明をして頂きました。 また、事前のアンケートだけではなく、当日にご参加頂いた方々からの日常診療での質問を各パネリストの先生方に問い、実際にエコー画像を描出しながら教えてもらう等、最後まで活気ある充実された時間となりました。
【閉会の辞】
- 富田 孝次 賛助会員 (茨城県)