第33回 超音波ハンズオンセミナー初級編(名古屋開催)
2016年11月27日、日本超音波骨軟組織学会認定第33回超音波ハンズオンセミナー初級編が、名古屋市にある ダイテックサカエ貸会議室 4Fスターホールで執り行われました。当日は、49名の参加者にお集まりいただきました。
- 日時
- 2016年11月27日(日)9時50分から16時00分まで
- 場所
- ダイテックサカエ貸会議室 4Fスターホール(愛知県名古屋市中区錦3-22-20)
【開会の辞・連絡事項】 富田 孝次 賛助会員(茨城県)
【基調講演の部】 座長:金田 晋 学会理事 (愛知県)
- 『肩関節の鏡視解剖〜関節鏡で見る肩関節の世界〜』
- 地方独立行政法人 芦屋中央病院 整形外科 迫田真輔 先生
肩関節は人体で最大の可動域を有するが、それと同時に最も脱臼しやすい不安定な関節でもある。この不安定な関節を安定した状態でかつ大きな可動域を自由自在に動かすためには関節唇、関節包、関節上腕靭帯などの静的関節制動機構や動的関節制動機構である回旋筋腱板が正しく機能する必要がある。肩関節疾患の治療の基本はこれらの関節制動機構の問題を正しく評価、診断して治療につなげることであり、解剖的知識を正しく身につけておく必要がある等のお話を頂き、参加された皆さんも熱心に傾聴されていました。
【症例発表の部】 座長:山田 直樹 学会理事 (愛知県)
- 「Bennett病変、一症例」
- 山本 幸治(岐阜県)
- 「手指の骨折において超音波診断装置が有効であった1症例、
超音波診断装置で評価が困難であった2症例」 - 前田 尚利(三重県)
- 「エコー新機種を使ったエラスト及びドプラーの読み方」
- 渡辺 正哉(愛知県)
パネリスト:金田 晋(愛知県)、渡辺 正哉(愛知県)、奥村 卓巳(愛知県)
【教育セミナーの部】 初級編 観察部位 -「 肩関節 」-
講師:奥村 卓巳(愛知県)
教育セミナーでは奥村卓巳先生より肩関節」をテーマに講義して頂きました。
その後、ブース①(超音波未導入者)、ブース②(基礎知識を習得済みの方)、ブース③(沢山の症例を抽出されている方)に分かれ、各インストラクターの指導のもとエコーに触れてもらい、実際に課題部位を抽出して頂きました。
インストラクター:山田 直樹(愛知県)、金田 晋(愛知県)、渡辺 正哉(愛知県)、山本 幸治(岐阜県)、前田 尚利(三重県)、他、基礎運動器系超音波技師 資格取得者
【Q&Aコーナーの部】 座長:山田 直樹 学会理事 (愛知県)、金田 晋 学会理事 (愛知県)
パネリスト: 渡辺 正哉(愛知県)、奥村 卓巳(愛知県)
「教育セミナー」の各ブースが「Q&Aコーナー」となりインストラクターの先生が質問も受け付けご説明されておりました。事前アンケートで頂いた質問は金田先生が中心となりご説明頂きました。