一般社団法人日本超音波骨軟組織学会  Tha Japanese Society of Bone and Muscul Ultrasound

第35回 超音波ハンズオンセミナー初級編(福岡開催)

2017年6月11日、日本超音波骨軟組織学会認定第35回 超音波ハンズオンセミナー初級編が、福岡国際会議場 5F 502+503会議室(福岡市博多区石城町2-1)で開催されました。小雨交じりの開催となった福岡開催では、総勢80名の参加者にお集まりいただき盛況に開催されました。

日時
2017年6月11日(日)9時50分から16時00分
場所
福岡国際会議場 5F 502+503会議室(福岡市博多区石城町2-1)

【開会の辞・連絡事項】

富田 孝次 賛助会員(茨城県)

【基調講演】

座長:勝田 淨邦 学会理事 (佐賀県)
『 足関節捻挫の実際  ~たかが足関節捻挫、されど足関節捻挫~』
九州大学大学院医学研究院臨床医学部門 整形外科学講座
井澤 敏明 先生

最初のプログラムは、九州大学大学院医学研究院臨床医学部門、整形外科学講座の井澤敏明先生による、『足関節捻挫の実際  ~たかが足関節捻挫、されど足関節捻挫~』と題したご講演をして頂きました。
井澤先生は、講演の中で足関節捻挫といっても、それぞれに多様な病態が潜んでいる。そのため医療従事者はそのことを意識し、また色々な病態に対応できるように足関節の解剖や基礎知識を整理し、それを共有する事で日常診療に役立ていただきたいとお話しされました。 参加された受講者は熱心に聴講されていました。

【症例発表】

座長:大原 康宏 学会理事(福岡県)
座長には西日本支部長であり学会理事の大原康宏先生に担当して頂きました。発表者として福岡県の和田美和先生、山口県の三好雄治先生、佐賀県の針貝寛樹先生に症例を発表して頂きました。
「超音波検査機導入1年で同意を得られた骨折2例」 
和田 美和(福岡県)
「超音波観察装置を用いて大腿骨頭壊死症を評価、医師連携をした1症例」
三好 雄治(山口県)
「エコーで計測するATFLの健常データ」
針貝 寛樹(佐賀県)

【教育セミナーの部】 初級編 観察部位-「足関節 」-

講師:山田 直樹(愛知県)

午後の『教育セミナー』では、本会の会長であり認定講師である山田直樹先生に講師を務めて頂きました。
まず実技講義の前にエコーを取扱う上での注意事項やルールなど、エコーの未導入の方や導入間もない方に対し、柔整師がエコーを取り扱う上での取決めについてお話をいただきました。後、症例画像の鑑別をテーマに、豊富な症例の紹介を中心に描出のための知識と技術、読影と考察、判断方法を解説していただきました。一通りのご説明をいただいた後、実習内容ごとにレベルブースを分け、受講者それぞれのレベルにあったブースで、JSBMインストラクターの指導のもと、実際に超音波画像診断装置を使って、課題として出された対象部位の描出を体得していただきました。
インストラクター:
大原 康宏(福岡県)、勝田 浄邦(佐賀県)
馬場 豊 (佐賀県)、 平川 敬史(長崎県)
他、基礎運動器系超音波技師 資格取得者

※実技実習の様子

Q&Aコーナーの部

座長:大原 康宏 学会理事(福岡県)
事前アンケートで頂いた質問、 「腰部の評価法」「癒合症症例」「前腕骨遠位端骨折の留意事項」「医接連携のコツ」について山田先生が中心となりご説明頂きました。

パネリスト:
山田 直樹(愛知県) ※写真左
勝田 浄邦(佐賀県) ※写真右

【閉会の辞】

富田 孝次 賛助会員 (茨城県)

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