第33回 西日本支部学術集会(名古屋開催)
2019年2月24日(日)、愛知県名古屋市にある名古屋企業福祉会館6階大ホール(愛知県名古屋市中区大須2丁目19-36)に於いて開催されました。本年度の西日本支部の二回目の学術集会として、総勢61名の参加者にお集まりいただき盛況に開催されました。
- 日時
- 2019年2月24日(日)9時50分から16時10分
- 場所
- 名古屋企業福祉会館6階大ホール(愛知県名古屋市中区大須2丁目19-36)
【開会・連絡事項】
金田 晋 大会委員長・学会理事
【開会の辞】
山田 直樹 学会会長
山田会長から、「学会としては、超音波診断装置を使用する場合は、エビデンスに基づく施術を行うよう活動して行きたい。今日得た知識を明日からの業務に生かしてほしい。」とのお話がありました。
【基調講演の部】
座長:澤田 規 学会理事(京都府)
今回の学術集会の『基調講演の部』は、二部構成として川上 泰雄先生と渡辺 正哉先生にご講演いただき、参加された受講者は熱心に聴講されていました。
【基調講演の部 第一題】
「軟組織のマニピュレーションが筋腱複合体の伸張性や発揮筋力に及ぼす影響 」
早稲田大学スポーツ科学学術院 教授 川上 泰雄 先生
人間の身体組成(脂肪や筋肉・骨格の割合)や身体形状、収縮中の骨格筋や腱組織のダイナミックな動きなどを可視化・定量化することが出来るようになり、パフォーマンスの規定因子について研究内容など、柔道整復師に有用な最先端の情報をご講義頂きました。
【基調講演の部 第二題】
「超音波ガイド下作製VEGF痛覚過敏動物モデルに対する
食塩水注射(hydro release)の効果」
上武大学医学生理学研究所 准教授 渡辺 正哉 先生
VEGF痛過敏動物モデルに対する食塩水注射(hydro release)についての研究発表があり、生理食塩水が効果的であった事と、そのメカニズムの考察について、ご講義頂きました。
※質疑風景
【 教育セミナー 】
-「 手関節・指関節 」-
講師:奥村 卓巳 学会認定講師
◇今回のテーマは「 手関節・指関節 」
教育セミナーでは症例画像の鑑別をテーマに、手根管やリスター結節などの手関節を中心に描出のための知識と技術、読影と考察、判断方法を解説していただきました。
その後、解剖学の知識やプローブ走査方法などを、JSBM講師の説明を聞くだけでなく、会場内に配置された各装置に付くJSBMインストラクターの指導の下、実際に超音波診断装置を使って、橈骨遠位部や手関節(手根管、伸筋支帯)、手関節など課題として出される対象部位の抽出を体得していただきました。
インストラクター:
山田 直樹(愛知県)、大原 康宏(福岡県)、金田 晋(愛知県)、
山本 幸治(岐阜県)、大川 誠一(愛知県)
教育セミナー実習風景
【閉会の辞】
大原 康宏 学会西日本支部長