日本超音波骨軟組織学会 第11回 西日本支部・中部分科会が
名古屋で開催

2006/02/20
 
   名古屋で平成18年2月19日(日)、日本超音波骨軟組織学会第11回中部分科会が、名古屋国際会議場に於いて総勢90名の参加者によって開催されました。
 研究発表や基調講演に加え、初級セミナーや講師が実際に機械を手に取って説明するハンズオンセミナーなど、充実した内容の会でした。
 
     
  【研究発表】  
 
「頚部筋損傷の病態把握」 小林 拓也 先生 「腱板損傷のエコー観察」 小川 仁志 先生
 
     
   大阪から参加された若い二人の会員による研究発表では、質疑応答が何度も行われました。  
     
  【基調講演】  
 
基調講演T 基調講演U 基調講演V
「超音波を用いた肘スポーツ障害
への最新アプローチ」
「肩腱板断裂の臨床診断と
超音波画像診断のすべて」
「一歩進んだ超音波画像診断」
〜アキレス腱と周囲組織の
見方、考え方〜
山本 宣幸 先生 高橋 周 先生
 
     
   その後、神経運動器学講座整形外科分野から3名のドクターをお招きしての基調講演が行われました。
  の「超音波を用いた肘スポーツ障害への最新アプローチ」、山本宣幸先生の「肩腱板断裂の臨床診断と超音波画像診断のすべて」、高橋周先生の「一歩進んだ超音波画像診断〜アキレス腱と周囲組織の見方、考え方〜」の順で行われた基調講演は、超音波画像を理解するために必要な解剖の基礎解説、静止画と動画による貴重な臨床症例画像の紹介、最新の3D・4D技術の紹介など、とても充実した内容となりました。
  また、ご講演の合間には、秋田県の地元話などで会場内をなごませるシーンや、実際にご自身でプローブを手に取り実技を交えたわかり易いアプローチ法の指導などもあり、参加された方々はみな熱心に聞いておられました。
 
     
 
 
     
  【教育(初級)セミナー「体幹実技編」】  
 
「体幹実技編−頚部」 山田 直樹 先生 「体幹実技編−腰部」 金田 晋 先生
 
     
   後半は、山田直樹先生(愛知県)、金田晋先生(愛知県)が講師になり、教育(初級)セミナー「体幹実技編」を行いました。若曽根伸二先生(岐阜県)、金高茂夫先生(愛知県)、奥村卓巳先生(愛知県)、小林拓也先生(大阪府)、小川仁志先生(大阪府)らがインスタラクターとなり、連携して参加者に実際に手に取ってもらって、一人一人基礎から丁寧に実技指導をされていました。
 この日はじめて超音波に触れる方、或いは導入したばかりでこれから超音波をより一層活用しようとする方など、さまざまな思いでセミナーに参加者された皆さんは、限られた時間内でプローブワークをできるだけマスターしようと、真剣に実技に取り組みました。