日本超音波骨軟組織学会 第22回 西日本支部九州分科会が、
福岡市で開催

2006/03/20
 
   平成18年3月19日(日)、福岡県福岡市内の施設「ふくふくプラザ(福岡市市民福祉プラザ)」502研修室において、日本超音波骨軟組織学会第22回西日本支部九州分科会が、参加者総勢62名で開催されました。
 今回は、当日入会手続きをされた方が7名、千葉県や愛知県など遠方から来られた会員も数名いたことから、本学会の活動への参加意欲の高まりと基調講演への関心の高さがうかがえました。
 
     
  【基調講演】  
 
 
     
   分科会は国士舘大学助教授である竹市勝学会諮問委員・理事の開会挨拶でスタートし、まず神経運動器学講座整形外科分野講師 による基調講演が行なわれました。
 今回一緒に講演を予定されていた高橋周先生が、テニスの女子国別対抗フェドカップの日本代表のチームドクターに就任されたため都合が付かなくなり、代わって0が、整形外科と接骨院の外来で良く遭遇する8つの病態を網羅した『日常診療に役立てる超音波診断』を講演に追加され、予定されていた『野球肘に対する超音波診断のコツ、落とし穴』と合わせた2題を熱演されました。
 X線、CT、MRIを使いこなされてきた経験と学識を兼ね備える0が、あらゆる局面で日常的に超音波診断装置を使用し、確認して来られた超音波の有用性を、熱心に分かりやすく語りかけられた講演は、メモを取りながら耳を傾けた参加者に強い印象を残す、大変貴重な知識となったことでしょう。
 
     
  【症例発表】  
 
勝田浄邦会員(福岡県)と草原英文会員(熊本県)による症例発表
 
     
   午後からは症例発表として、「US&MMT:Injury of the triceps surae(下腿三頭筋損傷)」をテーマに勝田浄邦先生(福岡県)と、「超音波からみた足関節捻挫」をテーマに草原英文先生(熊本県)のお二人の会員による発表がありました。それぞれの発表終了後には活発な質疑応答が行なわれ、参加者した方々の超音波観察への関心の高さを感じました。
 
     
  【教育(初級)セミナー「体幹実技編−頚部、腰部」】  
 
 
     
   引き続き休憩を挟んで、教育(初級)セミナー「体幹実技編−頚部、腰部」が行なわれました。
まず講師である山田直樹先生(愛知県)と金田晋先生(愛知県)によりアプローチ法のコツなどがプレゼンテーションされ、その後各超音波診断装置の前に参加者全員が分かれて、それぞれインストラクターを中心に実際にプローブを握り、各部位の描出に取り組みました。
 
     
  【閉会の辞、連絡事項】  
 
大原 康宏 理事
 
     
   最後に、地元福岡を代表して大原康宏理事が、閉会の挨拶と連絡事項を伝達され、無事閉会となりました。