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平成18年9月10日(日)、大阪市の富士通関西システムラボラトリ4階大会議室にて、日本超音波骨軟組織学会第6回学術総会(全国大会)が開催されました。
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今年で第6回目の開催となった学術総会には、総勢129名という大勢の参加者が集まり、活気に満ちた雰囲気の中、まず今大会実行委員長であり、学会副会長・西日本支部長である増田雅保先生の開会の辞によりスタートしました。 |
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【会長挨拶】 |
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中村 辰三 先生 |
(学会会長、明治鍼灸大学名誉教授・学術博士) |
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引き続き中村辰三学会会長によるご挨拶があり、今大会がここ大阪の地で盛大に開催されることへのお祝いと、今後の本学会のさらなる研鑽の必要性と繁栄への願い、そして開催にあたり準備を進めてきたスタッフの方々への労いのお言葉がありました。 |
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【研究発表 第一部】 |
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研究発表@ |
研究発表A |
小川 仁志 先生 |
石田 岳彦 先生 |
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研究発表B |
研究発表C |
丸山 功 先生 |
奥村 卓巳 先生 |
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学術総会の華でもある研究発表は、第一部と第二部に分かれ、全国から9名の会員が発表の演台に立ちました。9名中6名の方が学術総会では初めてのご発表という、フレッシュな顔ぶれでした。
午前中の第1部では、まず4名の方が研究発表をされました。最初に地元大阪の会員である小川仁志先生が、「骨傷のエコー観察」をテーマにご発表され、その後、石田岳彦先生(千葉県)の「コンベックスプローブを用いた腰椎分離症のアプローチ法の検討」、丸山功先生(大阪府)の「超音波観察装置を用いた裂離骨折に対する検討」、奥村卓已先生(愛知県)による「スポーツ競技者の陳旧性腓骨下端部裂離骨折における超音波観察を用いた一考察」と、日頃の臨床に密接した研究内容が披露されました。 |
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【基調講演】 |
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古東 司朗 先生 |
(古東整形外科内科院長、医学博士) |
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研究発表第一部の後には、基調講演が行われました。
今回は、今年5月に熊本で開催された西日本支部九州分科会にもお招きした、古東整形外科内科院長、医学博士である古東司朗先生にご講演をいただきました。
「当院で行った超音波検査」というテーマで、中足骨疲労骨折、アキレス腱断裂、腓骨筋腱脱臼、ガングリオン、ベーカー嚢腫、黄色腫(Xanthoma)、ばね指、デカルバン病、手根管症候群、交叉性腱鞘炎、伸筋腱脱臼、尺側手根伸筋腱炎(TFCC)など、さまざまな貴重な症例データをご紹介いただきました。アキレス腱断裂のような病変に対しては、経時的かつ簡易的に腱の再生を観察することができると、超音波診断装置の有用性をご説明されました。
その他、レントゲンやMRIの画像や術中の写真、また動画での術前・術後の病態比較など、わかりやすく、興味深いプレゼンテーションでした。
最後にまとめとして、「超音波検査によってすべての病態を把握できるわけではないが、場合によってはX線検査より優れており、軟部組織の病変の把握に応用される機会が増えるものと思われる」と、力強く説かれました。 |
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【研究発表 第二部】 |
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研究発表D |
研究発表E |
増田 雅保 先生 |
立岩 大 先生 |
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研究発表F |
研究発表G |
研究発表H |
新井 達也 先生 |
後藤 健太郎 先生 |
渡辺 正哉 先生 |
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昼食休憩の後、研究発表の第二部として会員5名の研究発表がありました。
発表は、増田雅保先生(大阪府)による「足関節内反損傷の超音波エコー」、立岩大先生(大阪府)による「上腕二頭筋運動負荷前後の超音波画像評価 〜運動負荷直後のSSP刺激の影響について〜」、新井達也先生(埼玉県)による「超音波ビームによる入射角の描出〜角度依存により描出される高エコー・低エコー〜」、後藤健太郎先生(大阪府)による「足部EHL『握雪音』に対するスペクトルドプラ法」、渡辺正哉先生(愛知県)による「肩滑液包水腫は肩関節の制限因子ではない」という順序で行われました。 |
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【教育(初級)セミナー「上肢・下肢実技編」】 |
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10分の休憩を挟んだ後、学会は教育(初級)セミナー「上肢・下肢実技編」プローブ・ワーク実習へと移っていきました。
今回のセミナーでは、増田雅保先生と丸山功先生が講師として全体をリードされ、会場に配置された9台の超音波診断装置の前では、全国から集まった豪華なメンバーがインストラクターとして個々に指導されました。
セミナー受講者は、各講師やインストラクターにアプローチ法を手解きいただきながら、積極的に技術習得のため、実技に取り組みました。 |
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【優秀発表の表彰式】 |
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大会賞受賞:立岩 大 先生 |
「上腕二頭筋運動負荷前後の超音波画像評価 〜運動負荷直後のSSP刺激の影響について〜」 |
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セミナー後、優秀な研究発表に対する表彰が行われました。大会賞に立岩大先生(大阪府)が選ばれ、中村会長より表彰状が授与されました。今回の受賞が他の若い会員への良い刺激となり、今後さらに積極的に研究発表に挑む会員が増えることが期待されます。 |
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【閉会の辞】 |
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増田 雅保 先生 |
(大会実行委員長、学会副会長・西日本支部長) |
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最後に、増田雅保大会実行委員長より、閉会の辞が述べられるとともに、学会員のより一層の資質向上のため、セミナーレベルのステップアップや学会認定資格への挑戦が呼びかけられました。また、会員や参加者に一層満足いただけるよう、執行部側でも開催内容や開催日程に、さらに創意工夫をしていくことが約束されました。 |
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