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2007/10/7
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平成19年10月7日(日)、大阪城公園に隣接した一大商業拠点、大阪ビジネスパークの富士通関西システムラボラトリ8階セミナールームBにて、日本超音波骨軟組織学会(JSBM)第10回 西日本支部学術集会が開催されました。
【開会の辞】
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中村 辰三 学会会長
(森ノ宮医療大学副学長・教授、学術博士)
総勢94名の参加者が集まった会場が、秋風寒い季節とは対照的に熱気に満ちる中、中村辰三学会会長の御挨拶で開会となりました。
中村会長のお言葉で「近年、超音波機器の進歩によってスキャン画像の高解像度化が進み、機器の小型化によって非常に扱いやすく便利になってきている。しかし一方で、柔整業務の範囲外である臓器を見るというような行為は、重大な社会問題となり、超音波の有効利用と普及を阻害するとこになります。」との話をされたのが印象的でした。
中村会長のお言葉で「近年、超音波機器の進歩によってスキャン画像の高解像度化が進み、機器の小型化によって非常に扱いやすく便利になってきている。しかし一方で、柔整業務の範囲外である臓器を見るというような行為は、重大な社会問題となり、超音波の有効利用と普及を阻害するとこになります。」との話をされたのが印象的でした。
【症例報告の部】
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講師:小川 仁志先生
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講師:増田 雅保先生
座長に服部 吉信先生、講師に小川 仁志先生と増田 雅保先生を迎え、「腱板損傷・断裂の概要と症例報告」をテーマにご講演が行なわれました。前半は小川先生から基本的な「肩・腱板のエコー観察」について、画像を交えた説明がありました。続いて後半は増田先生による「腱板損傷・断裂症例画像」について、各症例を動画と画像を交えた丁寧なご説明がありました。
【パネルディスカッションの部】
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樋口 正宏先生
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服部 吉信先生
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増田 雅保先生
続いて大原 康宏先生の司会進行のもと、4人の先生方による「腱板損傷と断裂について」をテーマにした『パネルディスカッション』が行なわれました。先生方によるSONOACE 8000EXを使った実演でスクリーンに映し出される超音波画像を、参加者の方々は一様に真剣な表情で見つめていました。
さらに、参加者による活発な質疑応答が行なわれるなど、関心の高さが伺われました。
さらに、参加者による活発な質疑応答が行なわれるなど、関心の高さが伺われました。
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【教育セミナーの部】
お昼を挟んで午後からは、会場を分けて『入門編』と『初級編』が行なわれました。
『入門編』では川村 茂先生を講師に迎えて、超音波観察における基礎知識・注意事項などが説かれ、充実した内容となりました。
また『初級編』では会場内に5台の超音波観察装置が設置され、「下肢」をテーマとした実技講習が行なわれました。講師は小川仁志先生、インストラクターは大原康宏先生、服部吉信先生、後藤健太郎先生、丸山功先生の4名の先生方にご担当いただきました。セミナーは小川講師のリードにより進められ、受講した会員は各インストラクターの指導を受けながら、チェックシートに挙げられた課題を確実に演習されました。
また『初級編』では会場内に5台の超音波観察装置が設置され、「下肢」をテーマとした実技講習が行なわれました。講師は小川仁志先生、インストラクターは大原康宏先生、服部吉信先生、後藤健太郎先生、丸山功先生の4名の先生方にご担当いただきました。セミナーは小川講師のリードにより進められ、受講した会員は各インストラクターの指導を受けながら、チェックシートに挙げられた課題を確実に演習されました。
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「入門編」講師:川村 茂先生
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「初級編」講師:小川 仁志先生
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教育セミナー「入門編」の様子(会場:8階多目的ホール2)
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教育セミナー「初級編」の様子(会場:8階セミナーホールB)
【閉会の挨拶、連絡事項】
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増田 雅保
学会副会長・西日本支部長
最後に、増田 雅保学会副会長・西日本支部長より、閉会の辞と今後の学会開催予定がアナウンスされ、西日本支部学術集会は無事終了いたしました。