皆さんおはようございます。お忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。本年度より開催の形式が昨年と比べ異なってまいりましたが、これも学会を継続していく為、さらに発展させる為の「1プロセス」だと思ってご理解を頂きたいと思います。また、新しい執行部に変わりまして私、山田が会長を務めさせていただくこととなりました。
本日、学術総会を大阪で開催致しまして日頃の皆さんの研鑽をご披露頂きます。
本日は8例研究発表があります。それを拝聴し私も勉強させていただこうと思います。
また基調講演を二題。先生方がお見えになりお話をして頂く事となっています。本日も長い1日となりますが、皆様には勉強していただいて日頃の診療に役立てていただけたらなと思います。また、皆さんで研鑽していただければなと思いますので、みなさんよろしくお願いいたします。とのご挨拶を山田 直樹会長より頂きました。
座長:大原 康宏 先生・澤田 規 先生
「脛骨疲労骨折におけるデップラーモードの有用性」
長野整形外科クリニック 小林 久文 先生
「バイオフィードバックとしての超音波観察装置の有用性 -選択的腹横筋収縮を通して-」
ヤマモト整骨院 山本 幸治 先生
「肩関節滑液包炎の一症例」
むさしの整骨院 新井 達也 先生
「肩関節滑液包炎の一症例」
学大西口モアレ整骨院 圓川 勇 先生
大原 康宏 先生
澤田 規 先生
小林 久文 先生
山本 幸治 先生
新井 達也 先生
圓川 勇 先生
超音波観察の有用性、施術への応用など、とても関心深い発表がなされ、参加者は皆、食い入る様に症例画像をご覧になり、一生懸命にメモをとられてた方も見受けられました。
司会者:山田 直樹 先生、渡辺 正哉 先生
「運動器の血管内治療 ~血管を減らすことで痛みを和らげる、全く新しい治療法~」
江戸川病院 整形外科 慶應義塾大学医学部総合医科学研究センター 奥野 祐次 先生
「血管を遮断する事で痛みを改善させる」という極めて斬新なアイデアのもとに施されている治療法を紹介し、そこから得られた知見を紹介して下さいました。 まだ多くの方が知らないことばかりで、血流を見ることが「痛み」を言い当てることの手がかりになるかもしれないと考えさせられる講演でした。
山田 直樹 先生
渡辺 正哉 先生
奥野 裕次 先生
司会者:竹市 勝 先生、澤田 規 先生
「骨格筋の可塑性:個人差と部位差に着目して」
早稲田大学スポーツ科学学術院 若原 卓 先生
若齢男性600名以上を対象とした調査の結果より、筋サイズの個人差の程度は身体の部位によって異なることを示して下さいました。このことはレジスタンストレーニングを実施した場合の筋の適応に、部位差があることを示唆するものであり、 横断的、縦断的な研究データを紹介するとともに、骨格筋の可塑性における個人差や部位差を生み出す要因についての考察を講演して下さいました。
竹市 勝 先生
澤田 規 先生
若原 卓 先生
座長:金田 晋 先生、寺原雅典 先生
「超音波画像とX-ray画像の比較検討~ヘバーデン結節の一症例」
平川鍼灸整骨院 平川 敦之 先生
「長距離ランナーの疲労骨折-超音波観察が有用であった2症例-」
おくやま整骨院 前田 尚利 先生・奥山 健志 先生 森ノ宮医療大学 澤田 規 先生
「超音波が有用であった踵骨骨折の治療」
おくやま整骨院 奥山 健志 先生・原口 卓人 先生 森ノ宮医療大学 澤田 規 先生
金田 晋 先生
寺原 雅典 先生
平川 敦之 先生
前田 尚利 先生
奥山 健志 先生
X-rayやMRI、CT等と比較しての超音波観察の有効性、超音波によりリアルタイムでの観察が可能となったことでの、重度な骨折に対しても安全に治療が実施できた症例など、豊富な症例を元にした発表がなされ、何度も会場との質疑応答が見受けられました。
●優秀賞
『肩関節症例報告 体表観察による客観的評価と超音波画像』
学大西口モアレ整骨院 圓川 勇 先生
●最優秀賞
『バイオフィードバックとしての超音波観察装置の有用性 -選択的腹横筋収縮を通して-』
ヤマモト整骨院 山本 幸治 先生