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第25回 西日本支部学術集会
2013/06/24 更新
 平成25年5月12日(日)新大阪丸ビル別館にて、第25回 西日本支部学術集会が総勢89名の参加者を迎えて開催されました。当日は定時総会も行われました。
【開会の辞】  開会には、山田 直樹 学会会長よりご挨拶がありました。 本日は米田の先輩にございます、白石洋介先生を基調講演にお越しいただき、我々に馴染みのある下肢や筋挫傷についてご教授頂けると思われます。これは我々にとって修復過程にてどのような形で行うか非常に参考になるお話になるかと思います。その後は下肢のエキスパートの先生方にてディスカッションして頂き、午後からは「実技をもっと行ってほしい」とのご要望を頂いておりましたので、学術集会では一年ぶりの実技を開催致します。昨年には過渡期を迎え色々ございましたが、今年度は前向きに理事・会員それぞれが一丸となって、当学会が臨床エコーの研鑽の場となりえるよう、皆様と共に盛り立てていきたいと思います。それでは長丁場となりますが、よろしくお付き合い頂けます様よろしくお願い申し上げます。とのお話を頂きました。
山田直樹 会長
【基調講演】

                司会:川上 泰雄 先生
結合組織損傷の修復過程を組織学的・分子生物学的に観る -下肢の骨折や筋挫傷を題材に-
   名古屋大学大学院 医学系研究科 機能構築医学専攻 機能組織学 客員研究者  白石 洋介  先生


  基調講演には、名古屋大学大学院 医学系研究科 機能構築医学専攻 機能組織学の 客員研究者であらせられます白石洋介先生をお迎えしました。川上 泰雄 学会副会長が司会に就かれ、プロフィール紹介後、「結合組織損傷の修復過程を組織学的・分子生物学的に観る-下肢の骨折や筋挫傷を題材に-」という演題で講演が始まりました。 臓器や運動器組織の可視情報をリアルタイムに得られる方法として、B モード超音波画像は有用であると述べられ、単に可視化の道具として観るのではなく、細胞外基質(ECM: extracellular matrix) を構成している主な分子の立体分子構造と重ねてみることが、リアルタイムに観察ができるBモード超音波画像を更に臨床で有意義に用いる為となり、アミノ酸がどんな原子で構成されているかを知ることは、近代医学の現場に身を置く臨床家にとって、施術に対する責任という面からも必須の知識であることを、最新の知見に臨床例を重ね合わせながら、とてもわかりやすくご紹介くださいました 。

司会:
川上 泰雄 先生
講演者:
白石 洋介 先生
【シンポジウム 〜下肢の外傷〜】

          座長: 山田 直樹 学会会長
★「膝痛と超音波画像」                  大原  康宏 先生      
★「エコー画像からわかること(下肢軟部組織損傷)」    渡辺  正哉 先生      
★「足関節捻挫に伴い、超音波診断装置で観察された偽関節症例」   金田 晋 先生

 続いて、「下肢の外傷」について3名の先生から発表頂き、それに対するシンポジウムが行われました。座長には山田直樹会長、パネリストには、大原康宏理事と渡辺正哉監事、金田晋理事に奥村卓巳先生も加わり、様々な症例をもとにした発表が行われました。会場からの質問も多く、また、白石洋介先生からも、よりわかりやすく奥深いご助言を頂く等、とても充実した内容のシンポジウムとなりました。

山田 直樹 先生
大原  康宏 先生
渡辺  正哉 先生
金田 晋 先生
【会員セミナー】          講師:奥村  卓巳 先生
   インストラクター:山根 款 先生、綾田  剣一 先生、奥山  建志 先生、三浦  良平 先生

 会員セミナーでは、超音波装置のごく基本的な知識から始まり、膝を中心とした解剖学、そして膝への超音波装置のアプローチの仕方へと順を追ってわかりやすく講演頂いた後、参加者の方々も超音波装置を用いて、アプローチの仕方やコツを指導頂きつつ実際に観察を行いました
 セミナーの様子
【閉会の辞】  田中和夫副会長より閉会のご挨拶があり、第25回西日本支部学術集会は無事終了致しました。
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