平成25年8月25日、今夏は、最高気温の更新や局地的大雨、各地で異常気象に見舞われました。この度の開催中も雷雨となり大粒の雨と雷鳴が響き渡る中の北海道の札幌開催となりました。
会場の外では北海道マラソンや24時間TVの中継が催しされており、街全体が活気溢れている状態。参加者44名と若干少なめの参加者となりましたが、非常に活気あふれた開催となった模様をお伝えいたします。
【基調講演】 司会:工藤重孝 先生
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「超音波イメージングによるヒト筋特性の可視化・定量化」
理学療法学第二講座 講師 谷口 圭吾 先生
北海道公立大学法人 札幌医科大学保健医療学部
基調講演では札幌医科大の谷口先生より、超音波エラストグラフィを用いた組織弾性評価を中心にご講演をいただきました。近年、工学技術の発展・進歩によりイメージング法の開発が進められており「硬さ」の評価は運動器系での活躍も期待されている非常に興味深い分野。まだまだ認知度の低いエラストグラフィではありますが、参加された先生方は貴重なお話を聞く事が出来たのではないでしょうか。
【シンポジウム】
座長:曽山 良之輔
パネリスト:柳田 雅彦 、新井 達也、工藤 重孝
発表:
- ★「アキレス腱断裂の保存療法における超音波観察の有用性」 亀山 千慧
★「大腿部挫傷に後遺した骨化性筋炎の長期経過観察例」 木村 裕子
★「足根骨剥離骨折についての一考察」 信田 千洋
★「超音波観察装置で調査したOs subfibulareのスポーツ少年団加入者の発生率」 重原 浩貴
上記4名の各会員から発表(症例報告)をしていただきました。どの発表も興味深いお話となり会場内では多くの参加者がメモを取る姿が見受けられ、明日からの診察に役立つこととなったかと思われます。
初級編―「肩関節」
講師:柳田 雅彦
インストラクター:曽山 良之輔、工藤 重孝、新井 達也、信田 千洋、重原 浩隆
教育セミナーでは実習の前に、柳田先生より超音波の基礎から操作法等の説明があり、その後実習となりました。講師からの直接指導は本学会ならでは。肘関節周辺の描出がメインでしたが、各ブース内での質問内容は様々。多岐にわたって質疑応答があったようです。
座長:新井 達也
パネリスト:柳田 雅彦、曽山 良之輔、工藤 重孝
引き続き、上記4名の先生方にパネリストとなっていただき、事前のアンケートの回答と会場内からの質疑応答に対応して頂きました。