第3回『超音波ハンズオンセミナー入門編』が香川県丸亀市にて開催されました。四国で初めて開催されました。参加人数17名(スタッフ除く)と少ない参加人数ながら会員外の参加が8割を占めた。各地域で興味を持たれている先生方がまだまだいらっしゃることを感じられる開催ともなりました。
メイン講師 山田 直樹 サブ講師 金田 晋
入門講習では山田先生が演台に立ち
1 柔道整復師の超音波の使用に関して
2 超音波で外傷を見る
3 超音波でなぜ生体内が見える
4 現場でどのように使用しているのか
5 観察症例の内容で講演がありました。
あらゆる角度から分かりやすく、且つ、ご自身の体験談などを織り交ぜたお話となり、驚きあり、共感ありの講義となりました。まだ導入されていない先生方にとっては柔整師にとって超音波がどれほど有用なものなのか実感できたのではないでしょうか。
メイン講師 山田 直樹 サブ講師 金田 晋
入門講習に引き続き山田先生から症例セミナーの講義となりました。この時間は実際に来院された患者様をエコーで用い観察している風景やエコー写真、レントゲン比較がメインの講義となりました。初検時から治癒過程を追う様子がわかる講義となりました。
テーマ「手関節」 メイン講師 金田 晋 サブ講師 山田 直樹(インストラクター)
休憩を挟み、「手関節」をテーマとし金田先生から超音波画像の見え方についてレントゲン画像やMRI画像と比較したご説明がありました。また講義後、実機を使用しハンズオン形式へと移行。講師の先生方から手取り足取りのレクチャーを受けて頂き実技体験をしていただきました。
超音波体験の様子
司会進行役 金田 晋 補助役 山田 直樹
このコーナーでは参加された先生方から質問がなされ、山田先生から実際に描出された画像を用いながら丁寧に受け答えをされていました。また、日常業務で症例の多い症例や失敗(見落とし)やすい症例の発表や対策等の話もあり大変盛り上がった時間にもなりました。
質疑に対する応答の様子
参加人数が少ないながらも、一日を通し活気のある開催になったかと思います。参加された先生方も熱心に耳を傾ける姿や、メモを取る姿が印象的でした。冒頭でも記載致しましたが各地域で超音波に興味を持ってはいるが「勉強する場がない」「使いこなせるか不安」など、触れる事や耳にする事が少なく、導入に踏み切れていない先生方が沢山いらっしゃる事が分かりました。当学会では各地域にて開催できるよう今後も努力していきたいと考えております。