第5回超音波ハンズオンセミナーの入門編が平成26年1月26日佐賀県鳥栖市にある九州環境福祉医療専門学校松原キャンパスにて開催されました。会場には将来有望な学生も含め総勢50名の参加者が集いました。
講師 山田 直樹
厚生労働省の見解を踏まえ、柔道整復師がどういう風に超音波を活用していかなければならないのかという超音波の適正な使用方法から、正しい外傷の見方などを症例画像を交えながらわかいやすい解説でお話下さいました。また、現在の整骨院・接骨院のエコー導入状況やエコー導入後の患者数の推移など公聴されていた先生方の興味を刺激する内容なども話されました。
講師 渡辺 正哉
症例セミナーでは実際の外傷を超音波エコーとレ線画像で比較した画像を参考にレ線では見えない骨折もエコーでは発見できることなどや軟部組織の回復の経過などを画像と症状を見比べながら説明して頂きました。その中でも患者さん自身は痛みが引いたと思っていても実際にはまだ患部は損傷していることがエコーを使うことによりわかった症例など興味深いお話もあり参加者は真剣に耳を傾けていました
講師 勝田 浄邦
今回は外傷の多い膝関節周辺の観察を行いました。まず、膝関節の解剖を図解、写真、レ線、CT、を参考にしながらおさらいし実際にエコーでみるとどういう風に見えるのかイメージしながら観察するといった内容でした。初めてエコーを触るという先生や生徒が多数いましたが講師の先生方がプローブの操作方法、観察に必要な知識、所見の見極め方など丁寧に指導して頂き参加者も熱心にそのやり方を学ぼうとする姿勢が印象的でした。
超音波体験の様子
山田 直樹、勝田 浄邦
本日、講師として担当して頂きました山田先生と勝田先生には参加者からの質疑に答えて頂きました。