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第14回 超音波ハンズオンセミナー初級編
2014/4/24 更新

 第14回超音波ハンズオンセミナー初級編が愛知県名古屋市にある名古屋企業福祉会館にて開催されました。会場に隣接する大須演芸場では、最終公演が行われており沢山の来場者を迎えているようでしたが、当セミナーでも、月初めにもかかわらず多くの参加者を迎える事が出来ました。
基調講演では、クロス病院 整形外科部長の長尾秋彦先生にご講演をしていただき、一日を通して非常に内容の濃い開催となった模様をお伝え致します。

【基調講演の部】 司会:金田 晋 学会理事(愛知県)

「あなたの肩は大丈夫?〜40肩と50肩、いやいや70肩だってありますよ〜」

                            長尾 秋彦 クロス病院 整形外科部長

 今回の基調講演では、これまでにもご講演をいただいております、クロス病院の長尾秋彦先生にお話をしていただきました。肩関節周辺の痛みについてお話を頂き、痛みの原因、肩関節脱臼、肩鎖関節脱臼、腱板断裂、上腕骨骨折等を解剖学的所見に基づきご説明をして頂きました。レントゲン画像・解剖写真・3DCT画像などを用い非常に分かり易く興味深いお話でした。また、脱臼整復法(Stimson法)もご紹介いただき、明日から診療に役立つ情報が満載の講演内容となりました。


長尾 秋彦 先生
【症例検討の部】 座長:金田 晋 学会理事(愛知県)

   パネリスト:長尾 秋彦(クロス病院 整形外科部長)

①「五十肩と言われたもののエコー観察症例」  山田 直樹(愛知県)

②「初検時の超音波観察がその評価・判断・対応に有用だった1症例」  奥村 卓巳(愛知県)

③「膝可動域制限症例において観察された異所性骨化とその経過観察の報告」  渡辺 正哉(愛知県)

④「正座困難者のPFF動態」  山本 幸治(岐阜県)

4名の先生による症例報告・検討があり、それに対し、長尾先生をはじめ経験豊かな豪華顔ぶれの先生方がパネリストとなり、発表者や会場内からの疑問点にお答えする形で行われました。大変活発な意見交換がされ、会場の皆様も大変勉強になった様子でした。

山田 直樹 先生
  

【教育セミナーの部】

      講師:奥村 卓巳 学会認定講師、評議員(愛知県)
        「初級編」ー(膝関節)ー
インストラクター:山田 直樹(愛知県)、金田 晋(愛知県)
         渡辺 正哉(愛知県)、山本 幸治(岐阜県)

午後の部は教育セミナーからの再開となり、実技講習に先立ち、奥村先生より膝関節周囲の解剖、観察法、プローブ走査法等のご説明を頂きました。講義後、参加者には実技を使用し、実技講習へ。インストラクターは学会認定講師の4名が各ブースに就き参加者へ手取り足取りの指導となりました。各ブースには多くの参加者が集まり熱心に耳を傾けメモを取られている姿が印象的でした。

実技講習の様子(奥村 卓巳 先生)

【Q&Aコーナーの部】 座長:金田 晋 学会理事(愛知県)

   パネリスト:山田 直樹(愛知県)、奥村 卓巳(愛知県)、
         渡辺 正哉(愛知県)、山本 幸治(岐阜県)

このコーナーでは過去開催分でアンケートにご記入頂いた質問についてパネリストにお答え頂きました。今回取り上げられたのが、鎖骨の抽出方法。実機を使用し、走査法・描出法についてのレクチャーがございました。

  



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