拝啓 向夏の候、皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
柔道整復師およびスポーツ医科学分野の関係者を主力として構成される本学会は、既に5年以上にわたって全国規模で、上肢・下肢などを中心とする運動器を対象に、超音波診断装置の利用を提唱してまいりました。
そして今、運動器系の骨・軟部組織を対象とした観察・診察に超音波診断装置を用いることは、整形外科学分野と柔整の境を越えた大きな流れとなりつつあります。
今回、7月9日に広島市中区幟町1−5の広島国際大学国際教育センターで開催する、中国・四国地方で2度目の分科会には、整形外科学分野の超音波診断をリードする、整形外科のをお迎えし、さらに地元広島の浜脇整形外科の臨床工学技師長 木谷隆夫先生にも加わっていただき、実技も交えた非常に貴重なご講演をしていただきます。
参加者にとっては、多くの知識が得られることはもちろん、症例を参照し、或いはプローブを実際に手にとってのお話から、日常診療にいかに超音波を役立てるかが学べる絶好の機会かと思われます。皆様には是非このチャンスを逃さず、ご参加いただけますようお願い致します。
◎午後には本学会の教育(初級)セミナーシリーズの「体幹実技編T・U」を行います。頚部・腰部を中心に骨・軟部組織・疾患について、アプローチ法と症例画像の紹介や読映法などを、講師の説明を聞くだけではなく、進行に合わせて参加者にも実際に5台の超音波で実習していただきます。
この教育セミナーシリーズは、今後も中国・四国分科会を毎年開催することにより、「上肢・下肢実技編」と「体幹実技編T・U」を交互に実施して、皆様に修了していただける機会を設けてまいります。
今回は「体幹実技編T・U」の受講によって、医療系の国家資格を保有される正会員の皆様には、さっそく【教育セミナー体幹実技編】の修了証が授与されます。≪午後の始めと終わりに出席の確認をさせていただきます。修了証は、後日事務局より発送致します。現在未入会の方も、当日入会されれば、修了証を受け取ります。≫
ご多忙のこととは存じますが、正しい超音波の導入法と使用法の修得、或いは導入後のスキルアップや多くの科学的な情報の取得などを目的に、是非積極的なご出席を賜りますよう、皆様にお願い申し上げます。
※医療系の国家資格を保有される正会員の皆様には、今回の出席で「体幹実技編」の修了証が取得可能ですが、「上肢・下肢実技編」と合わせて修了されることで、中級セミナーへのステップアップと学会認定の「運動器系超音波技師」試験へと道が開かれます。 |