拝啓　秋冷の候、皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

　来る11月16日（日）、九州分科会が、熊本市総合女性センター(熊本市黒髪3丁目3番10号)で開催されます。

　☆パネルディスカッションの部では、「膝を中心に、日常の診療で遭遇する超音波画像」というテーマで、5名のパネラーによるプレゼンテーションを基に、会場全体を巻き込んだディスカッションが行われます。

　☆基調講演の部は、井上整形外科クリニックで臨床検査技師としてご活躍されている田中良明先生にお願い致しました。「運動器領域における超音波検査の実際」をテーマに、整形外科分野で日常的に超音波検査を実施して来られた田中先生が、外来診療で遭遇した多くの疾患の症例画像を携えて基調講演に臨まれます。

　☆教育セミナー・シリーズは、超音波診断装置の安全で正しい導入法から使用法までと、より高度な臨床的な利用法までを段階的にサポートするため、入門編と初級編に分かれて行われます。

　◎入門編は会員外の参加も可能です。超音波診断装置を安全に使用するために必要な音響工学等の基礎知識と、まず正常像で四肢を描出するために必要な知識と操作手順などを学んでいただくもので、修了証は発行されませんが、導入間もない方や導入検討中の方には、一度ご参加いただくことが推奨されます。また、初級編を修了済みの方でも、もう一度基礎知識の再確認にご利用いただければ幸いです。

　◇会員に参加を限定して行う初級編では、今回は「下肢」をテーマにします。

　◎初級編は、入門編と並行して実施されます。受講は会員に限られ、希望者には1,000円でテキストが頒布されます。また、医療系の国家資格を持つ正会員で希望される方には、修了後1,000円をお支払いただくと、後日事務局より修了証が交付されます。尚、現在未入会の方でも、当日入会されれば、資料の入手や修了証の取得が可能となります。初級編では症例画像の鑑別をテーマに、読影と考察、判断方法が解説されます。
「上肢・下肢」では豊富な症例の紹介を中心に、「体幹」では正しい描出のための知識と技術が中心になります。必要とされる解剖学の知識とプローブワークなどを、講師の説明を聞くだけではなく、会場内に配置された各装置に付くインストラクターの指導のもと、参加者にも進行に合わせて実際に超音波診断装置を使って習得していただきます。
　本学会では、超音波を使い始めたばかりの方やこれから一層の活用を検討されている方はもちろん、継続的にご出席いただいた方にもさらに多くの新しい知識をお伝えする場として、あるいは使用技術のレベルアップを図る場として、皆様のお役に立つ分科会開催に努めております。　皆様の積極的なご出席をお待ちしています。